デジカメの変遷

このサイトの開設準備をしていた2002年11月頃には、画像付きでラーメンを紹介しているサイトはないに等しかった。だからこそ画像付きでラーメンを紹介することにこだわったが、サイト開設当初は200×150pxという小さな画像1枚で、1杯のラーメンを紹介していた。それでも十分だと思っていた。

その当時、使っていたカメラは、オリンパス C-2000ZOOM。お客さんからの心付けで購入したもので、211万画素CCD1/1.8 開放F値2.0は魅力的だったが、大きすぎてポケットに入れることが出来ないので、セカンドバックを持ち歩く習慣のない私には負担が大きかった。10万円もしたのに使い勝手が悪いとなると、職場にあるものを使うことを考えるようになる。
 それが CASIOQV-10。デジタルカメラ黎明期における立役者とも言える機種で、レンズの部分が回転して自分撮りも出来る画期的なカメラだった。25万画素1/5インチCCDとお世辞にも性能は良くなかったが、使い勝手がよかった。2003年5月頃までは、これらのカメラを併用する形でサイトが運営されていた。

2003年6月頃から、Fujifilm Finepix50iを使うようになったのは、当時の勤め先で、オフコンの業務システムをパソコンに移行させる仕事を実質的に任され、その中で、「業務に必要だから・・・」と数千万円の見積りの中にデジカメ数台の見積りを混ぜ込んだ賜だ。これで実質的に自分専用のデジカメを手に入れることが出来た。240万画素 1/1.7 CCD・・・今思えば、CCDで1/1.7サイズというのは、凄いことだと思うが、有効画素数が小さすぎる。しばらくすると、またまた職場で「パソコンとデジカメを買い足すように上から指示が来た。役得とばかりに、新しいデジカメを手元に置いて、4ヶ月ほど使った50iを後輩に譲ったのは2003年10月頃のこと。FujiFilm FinepixF410は、310万画素 1/2.7型 CCD・・・スペックを見る限りでは、この頃の各メーカーは、CCDのサイズより画像の画素数の向上を重要視していることが伺える。仕事の中でもデジカメが活用されるようになり、またまた仕事でデジカメを発注する機会を得たが、直属の上司に介入されて、新しい機種を自分の手元に残すことは出来なかった。

※こちらの画像はすべてWeb上から拝借してきました。
会社を辞める

 2004年10月。それまで8年勤めた会社を辞める決心をした。有休消化体制に入るとF410を独占することが出来なくなるが、ラーメンの食べ歩きに制約はなくなる。そこで、デジカメを自費で購入することにした。Fujifilm FinepixF440  410万画素 1/2.5 CCD 有効画素数2304×1728ピクセル(400万画素)・・・当時はそんなスペックを考慮せずに購入していた。

 それから1年近くが経ち、画像を取り込む際に、稀に部分的にカラフルなモザイク状のものが写り込むようになった。Photo Shopでの加工にも限界があるということで、2005年10月頃に購入したのはFujifilm Finepix Z1。512万画素 1/2.5 CCD。2592×1944px(504万画素)。モノコックボディーは堅牢で衝撃に強かった。 ※Z1の画像はWeb上から拝借してきました。
Photoshopのスキルが向上

 屈曲式の光学系を持つZ1は、落としたり、擦れたりで外装の傷みが目立ったが、約2年にわたり私のライフ・ワークを支え続けてくれた。特に不具合はなかったものの、この頃は新聞の連載の仕事があったお陰でwebサイトからの収入もあったので、新しくカメラを購入することにした。2007年12月頃のことだ。初めて手にするSonyのデジカメ。DSC-T2は、Z1と同じく屈曲式のレンズを備え、830万画素CCD1/2.7で、有効画素数810万画素。このカメラに変えてから、私のPhoto Shopのスキルが目覚しく向上することになる。妙に平べったい写真になるので、あれやこれや加工するようになったからだ。
話が逸れるが、既に退役していたFujifilme FinepixF440が、2008年8月より現役に復帰することになった。と言っても、海専用機としてだ。ヤフオクで安い水中プロテクターを見つけたのがきっかけで、水没しても惜しくないカメラに再び活躍の機会が訪れ、沖縄の慶良間で思い出を記録してくれた。

話を元に戻すが、T2は2年近く使い続けた。屈曲式ということで光学系ユニットにホコリが入る込むことはなかったが、カメラが素直に起動しないことが多くなった。2009年9月頃、新しいカメラを購入。Sony DSC WX-1が、VGP2010 デジタルカメラグランプリ金賞を受賞した名機であることを知ったのは後々のこと。 35mm換算で、24-120の5倍ズーム。開放F値2.4と明るい光学系に、1060万画素1/2.4裏面照射型CMOSで有効画素数1020万画素。薄暗いことが多いラーメン店の中で、このカメラは使い易かった。広角24mmは、引きのないところでも余裕で撮影できるし、レンズが明るいので暗いところに強い。このカメラを知人にも勧めたほどだ。ただ、沈胴式の光学系にホコリが入りやすく、広角端で撮影した画像にもそれが写りこむようになる。メーカー保証の期間中だったので修理に出したのは、購入後僅か半年のことだ。再びDSC T-2を使うようになったが、不思議なもので特に不具合は再発しなかった。

しばらくして、DSC WX-1が修理から戻ってくる。しかし、ライフ・ワークに使うことはなかった。なぜなら、8月に控えていた沖縄旅行の為に、このカメラ用の水中プロテクターを購入したからだ。これによってFinepixF440が再度退役。以後、DSC WX-1は海専用となり、沖縄や串本で活躍。海に行かない間は、文字通り「箱入り娘」のように扱われている。

 水中専用となった。WX-1の為に水中ストロボとクローズアップレンズまで購入。ここまで機材が大きくなると、海へのエントリーも慎重にならざるを得ない。しかし、クローズアップレンズでの撮影に不慣れな私は、この機材で思うような水中写真をまだ撮れていない。というか、2011年8月に串本へ一度持っていっただけで、しばらくダイビングはオヤスミしている。
SONYタイマー

再び使うようになったWSC T-2だったが、数ヵ月後には再び起動の不具合が発生するようになった。近場なら良いが、片道1時間も移動していたりすると、食べ直し&撮り直しという訳にもいかない。Sony DSC-WX5を購入したのは2010年10月のことだった。惚れこんでいたWX-1の後継機ということもありスペック的には問題はなかったが、バッテリーの消耗が早すぎるのと、光学系が沈胴式ということもあって、ホコリが入りやすい。機動性重視で、デジカメを裸でポケットに入れて持ち歩いていた私も悪いが、僅か二ヶ月で撮影した画像にホコリが写りこむようになった。巷ではSony タイマーという言葉もまことしやかに囁かれているが、あまりに早すぎる。メーカー保証で修理に出したついでに、もう1台WX-5を購入したのは2011年1月。新たに購入したWX-5はケースに入れた上でポケットに入れて持ち歩いていたが、2011年暮れには光学系にホコリが入り込んでいるのが判るようになった。2台目のWX-5をメーカー保証期間中に修理に出して、修理から戻ってきていた1台目のWX-5を再び使うようになった。

 ところが修理に出した2台目のWX-5は、メーカーに無償対応を断られてしまう。外装にキズがあったのは認めるが、ホコリが入り込むのとは関係ない。少しは頑張ってみたが、期待される成果が1万円や2万円では、諦めが肝心というもの。ただ、修理の窓口となった店とソニーとで、説明に辻褄が合わないのは納得できなかった。そして、ひとつ前のWX-5もソフトケースに入れて持ち歩いていたのに僅か二ヶ月で光学系にホコリが入り込み、広角端では気にならないが中望遠で気になるようになった。ここに至って、Sony以外のメーカーから次のカメラを探すようになる。FujiFilmのデジカメは沈胴式でもホコリが気になることはなかったが、Sonyはカメラも対応もダメダメ。APS-Cサイズの記録素子を持つ機種も大きすぎて機動性ゼロ。タイマー?も内臓されているようなので、一旦、このメーカーのごと忘れ去ることにした。
カメラを分解する

ある日、しっかりとビールを飲んだ後に修理されずに返ってきたデジカメを眺めていて、私の中でスイッチが入った。机の中から精密ドライバーを取り出すと、ひとつひとつネジを外し始めた。酔っ払ってやることでない・・・だけど、酔っ払いにはそれが判らない。目に見えるところのネジを外し、無理無理に外装のケースを取り外す。シャッターや液晶、操作系のフラットケーブルがケースと本体を結んでいる。どうせコネクタがあるだろう・・・と引っ張ると、案の定フラットケーブルが外れた。目指すはレンズの奥にあるだろうCMOSセンサー。前からか?後ろからか?と考える私の目に留まったのは液晶。液晶を外そうとすると、またもフラットケーブルが邪魔をする。液晶のすぐ右横にある操作系のケーブルを、先ほどと同じように引っ張ると、簡単に外れた。

液晶をの下を覗いてみると、またしてもネジ。しかし、そこにはCMOSセンサーの気配があった。ネジを外して、めくってみると・・・そこにはレンズの最後部とCMOSセンサーが姿を表した。




思ったとおりだ。CMOSセンサーとレンズの両方の表面に目に見えるほどの大きさのホコリがいくつも付着している。




エアースプレーで吹き飛ばして、念の為にレンズの鏡筒の隙間からもエアースプレーで吹いてから元通り組み直し、デジカメを起動。照明にレンズを向けて望遠端までズームをしても、ホコリは写りこまない。酔っ払ってのデジカメの掃除は成功を収めた。

 この一連の作業の中で気が付いたことがある。外装ケースの内側も、むき出しになった本体にもホコリが付着している。このカメラは、修理見積りでメーカーまで運ばれたハズだが、メーカーではバラしていないようだ。もしバラして中を見ているのなら、組み立て直す際にホコリ位とりそうなものだが、これを見る限りではバラしているようには思えない。にもかかわらず見積額は、4万円を超えていた。どうやって見積もったかは不明だが、直すつもりがなかったのはよく判る。この会社のアフターサービスはこの程度のものだ。

 その後、ホコリが気になるようになる度にカメラを分解するようになったが、ポロポロと部品が取れやすくなってきた。それでも自分で掃除して使い続けるのは、その内、手のひらサイズのミラーレスが発売されると信じているからだ。FujiのX10は私には大きすぎる。CANONのS110はセンサーが小さめ。悔しいけど、SONYのDSC-RX100が一番理想に近い。(2012年12月)
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