ラーメン画像が出来るまで

 当サイトではレポートと画像によってラーメンを紹介しているが、その情報量の大半を占めているのが画像だと言っても過言ではない。ただ単にデジカメで撮影しただけの画像を使うのではなく、画像を加工することにより限られたスペースの中に情報量を詰め込むようにしているのだが、画像の加工に大きな時間を割くのも当然のことと言える。レポートの原稿作成と画像の加工、そして、HTML化・・・新規の店なら1店で1時間を超える工程となる。
さて、ここでは私なりの画像の加工の仕方を紹介したい。
 デジカメでラーメンを撮る時は、出来れば店内の照明や太陽光の映り込みがない席に座りたい。仮に光りが映りこんでいても、少し斜めから撮ると光が映りこまないことがあるので、試してみる価値はある。また、レンゲは出来れば器から取り出し、箸箱や卓上メニューなどが映りこまないよう、さりげなく移動させることをオススメする。最初から器の一部が切れた状態で撮影される方も多いと思うが、後で修正が効くことなので撮影時点では器の縁から少し余裕を持って撮影したい。ストロボを使うと、絵としては綺麗だが、どこか不自然で、美味しそうには見えないことが多い。天井にストロボ光をバウンドさせるのでないなら、出来る限り使わない方が良いだろう。また、当然のことながらストロボを使わないと手ぶれの心配が出てくる。デジカメを両手で持ち、脇をかためフォーカスが合ったら静かにレリーズボタンを押す・・・セルフタイマーを使うという手もあるが、多少のブレは後で修正することができる。
 さて、上の写真は麺屋 空(豊橋市)の醤油だが、スープや器への光の映りこみとレンゲ、箸箱などが少しばかり目に障るので、私の稚拙なテクニックで修正してみたい。
 まず、光の映りこみを消し込む。私の場合、元画像は1280×960ピクセルの大きさだが、この作業をする時は可能な限り大きなサイズの画像を使う。最終的に使うのは640×480ピクセルの画像と220×165ピクセルの画像だ。横幅640ピクセルにした時に違和感がない程度に、周囲のスープなどの画像を貼り込んで映りこみを目立たなくする。
      
 箸箱、ティッシュの箱も消し込む。今回は木目のカウンターなので誤魔化しやすいが、デジカメで写真を撮るときには、後々の修正の手間を考えた配慮も必要だ。
 レンゲを左下にもってきて撮影する理由は後で説明するとして、今回はレンゲを消し込む必要性は低かったが、強引に消しこんでみた。ただし、器の模様によっては難しい作業になるので、画像の用途によっては、予めレンゲを取り出すことをオススメする。
      
      
 さらに、ラーメンが中央に来るようにトリミングする。この時、縦横の比を一定(私の場合4:3)に保つようにすると複数の画像にも統一感が生まれる。そして、修正とトリミングが終わった画像の解像度を640×480ピクセルに落とし自動補正シャープフィルターを一回適用し一枚目の画像が出来上がる。私のサイトの中では、ラーメン画像をクリックすると、この画像が、640×480ピクセルのサイズで別ウィンドウに表示される。
     
 続いて220×165ピクセルの画像を作成するのだが、まず先ほどの640×480ピクセルの画像から器ギリギリの大きさで画像をトリミングする。
左から20%カット解像度を幅220ピクセルにする。

 さらに画像の高さを165ピクセルに調整する。この一連の作業は220×165ピクセルの小さなスペースに250×200ピクセルと同等の情報量を持たせる為のもので、サーバーの容量を気にされない方や、画像の表示速度が気にならない方には必要のない作業だ。また、レンゲを左下に移動させて撮影するのは、この画像を作る場合、ほとんど修正の必要がない為だ。

 最後に仕上げで自動補正シャープフィルタを一回適用して画像が出来上がる。
 画像によっては、自動補正をかけるとスープの色が濃くなりすぎることがあるが、その場合にはフェードさせて様子をみる。また、玉子の黄身、青菜、梅肉などは、彩度を上げると美味しそうに見えるようになる。