2015/09/11 食す。 700円 |
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中華そばだけでなく、塩やら味噌やらカレーに油そばやらつけ麺まであって、スープにはブイヨンを使うというのだから、高山の伝統的な中華そばと思わない方がいいだろう。と言うか、高山という言葉を使ってはいけない。女性ばかりの厨房から運ばれてきた中華そばも、まるで高山らしくない。魚介の気配が見え隠れしていて、動物っ気も強くは感じないが、コクは必要且つ十分。味も強くはないが、ヒリっと口に残るのは胡椒だろうか。脂は小さく点々としているのみで、口当たりも軽めだ。チャーシューは、ふんわりやわらか。肉そのものの旨味も判りやすい。メンマがない代わりにほうれん草が使ってあるのが特徴的だが、葉の部分は少なく、味も特についていない。そもそも論だが、高山の中華そばにほうれん草を使ってるのを見たことがない。ゆるやかなウエーブを見せる中細麺も、縮れているとは言い難く、高山らしくない。加水は低めで、サクっとした歯切れ感がある。普通に美味しい醤油ラーメンだが、某グルメ投稿サイトの評価は高すぎると思う。ごちそうさま。
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